アラフィフおすすめBOOK「誰かのために」を手放して生きる Part I

暮らし
「誰かのために」を手放して生きる | 中道 あん |本 | 通販 | Amazon
Amazonで中道 あんの「誰かのために」を手放して生きる。アマゾンならポイント還元本が多数。中道 あん作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また「誰かのために」を手放して生きるもアマゾン配送商品なら通常配送無料。

著者の「中道あん」さんは、1963年産まれ、
59歳の時にこの本を書かれました。

本の帯に、

これまで「家族のために」生きてきた自分に、
革命を起こしてはみませんか。


とあり、思わず本屋で手に取り
一気に読みました。

夫のため、子どものため、
家庭と家族と最優先にこうどうしてきた著者は50歳になり、
夫と別居することに…
それまで、経済的に「自立した女性になりたい」
と思ってたものの、
別居となれば「自立した女性」になることは、
憧れではなく必至になります。

「そろそろ自分のために何かをしたい」
と思っていた著者は、夫との決定的な亀裂により、
「本気で自分のために生きよう」
と思ったそうです。


そして、夫と別居しても正社員として働きはじめた筆者は、
家に帰れば母として食事を作り、
時には父として子どもたちの相談にのり、
親の介護もひとりで背負うことになり、
「子どもには不憫な想いをさせたくない」と、
それまで以上に暮らしの豊かさを演出することに
気を遣いました。

当時の筆者の生活は

5時 起床。簡単な朝食作り。夕食の下準備。家族分のお弁当作り。
7時 朝ごはん。洗濯物を干す。時間があれば掃除機をかける。身支度。
8時 出勤。1時間の自転車通勤。
19時半 帰宅。座るまもなくご飯の準備。
20時 夕ご飯。後片付け。洗濯物をたたむ。
21時半 一息ついて自分時間。
0時~1時 就寝。



結果、めまいを起こして倒れてしまいました。

筆者はこの経験からこう言います。

責任感の強いがんばり屋さんは、
背負った責任を「いったん手放す」。

「仕事もやって、ごはんもそうじも家のことすべてやる」とは、
しょせん無理。
もし、今のワークライフに不満を感じていて、
「なんとかしたい」と思っているなら、
人生において何が一番大切かを考えてほしいと。


「家族のためのご飯作り」を見直そう

ずっと家族のために動いてる主婦にとっては、
衝撃的な言葉かもしれませんが、
50歳を超えて、
子ども2人が社会人になった筆者は、
ある日に夜ご飯時に、
「お箸とって」と
息子に言われて、

「お箸ぐらい自分で取りなさい」と言うと、

「だってお母さんはいつもキッチンに立ってるやん」

と言われたことをきっかけに、
なんでもかんでも家族のために動くことはやめよう。
それが家族のためであると考えます。

決めたことは、
キッチンの営業時間を決める

オンラインで仕事をしている筆者は、
ずっと家にいますが、
キッチンに立つ時間は平日の12時~20時と決め、
あとはキッチンを家族のためにキッチンを解放しました。

*朝食のためにキッチンに立たない
*こどものためだけにキッチンに立たない
*夕食時間が済んだあとはキッチンに立たない



この3つのルールを決めたら、
家族のご飯のことばかりを気にしていた
『都合のよいお母さん』の顔は影をひそめ、
浮いた時間を
自分の好きなことをする時間に充てれるようになった
といいます。

もちろん、まだ小さなお子さんがいる家庭は
難しいと思いますが、
キッチンを解放することで、
料理好きなご主人や子どもなら、
自分で作るようになると思います。

実際、長男は料理が好きで、
私の夕ご飯作りが遅い時は、
お腹すいたから、
ポテト作ってもよい?
と勝手につくっています。

じゃがいも切って、
コンソメで焼くだけのものですが、
好きでないとなかなか出来ないと思います。

自分のものだけ…と思ってるようですが、
そこはお願いして、
4~5個、丁寧にじゃがいもの皮をむいてもらって、
家族分も作ってもらいます。
大助かりです!

子離れについて考えてみよう

子どものことを理由に、
自分のやりたいことを先延ばしにしていませんか。
子どもが18歳になったら立派なおとな。
優先順位のトップは自分です。

勉強に忙しい、
アルバイトをする時間がない、
…と大学生になった子どもに言われて、
お小遣いを渡してしまい、
自分の稼いだお金を
子どもに渡してしまう方もいるかもしれませんが、
筆者は、
親は子どもに苦労させたくないという気持ちがあるのは
よく分かりますと言います。

でも、それをしていると、
自分の人生も先送りにしてしまうと言います。

子離れにはタイミングがあり、
そのタイミングに乗れるかどうかは親次第。

子離れのタイミングがきたら、
そっとその波に乗りましょう。
親が逆らって泳ぎ続けても、
子どもは浮き輪をはめて泳いでるようなもの。
浮き輪をとると溺れてしまう。

子どもがある程度の年齢になったら、
干渉することはやめましょう。
あなたが良かれと思ってやっていることは、
あなたや子どもの成長を止めることになりますよ

…と言ってます。

うちはまだ18歳の子どもはいませんが、
なるほど!と思いました。

また、子どもの手が離れると、
時間が余るようになってきます。

家族から「好きなことをやっていいよ」と言われ、
好きなことがわからない💦では寂しすぎませんか。

そうならないように、
ふと思いついたこと、
なんだか気になることは
時間を言い訳にせず、
子ども軸から自分軸に少しづつシフトしていき、
躊躇せずにやってみよう
…と筆者は言ってます。

この言葉は刺さりました。
私は高齢出産のため、
アラフィフの今、
子どもから完全に手を離すことは難しいですが、
このことを意識するようになり、
社員からパートへ転職することになったのも事実です。
(詳しくはこちら→⭐️
社員で毎日働いていては、
やりたいことをする自分軸にシフトするには、
時間がなさすぎる😂。

「親」は木の上に立って見ると
書きます。
まさにその通りで、
「見張る」ではなく、
「見守る」を意識して、
子離れの時期まで心を離さず、
見守る姿勢を貫きたいと思います。

Part IIへ続く







 

コメント

タイトルとURLをコピーしました